英国の香り漂う西の州都
Victoria, B.C.
ビクトリア(ブリティッシュ・コロンビア)(2012年5月18日記事)

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カナダ国内で最も温暖だと言われるビクトリア。花々が咲き乱れるブッチャート・ガーデンが人気だが、それ以外にもたくさんの見所がある。その名が示すようにビクトリア調の街並みと、そこに残る英国の風習が魅力だ。ビクトリアを代表する建物の1つがザ・フェアモント・エンプレス・ホテルと州議事堂。共にインナーハーバーに面して建ち、同じ建築家によって設計されている。

ビクトリアの顔、エンプレス

ザ・フェアモント・エンプレス・ホテルは1908年創業と、実に100年以上の歴史を誇る。壁には蔦が絡まり、さながら城のようなその佇まいは街のランドマーク。歴史と伝統あるこのホテルは、各国のVIPが訪れたことでも知られる。このホテルで絶対に訪れておきたいのが、ティールームの「The Lobby」だ。予約は必要となるが、女王エリザベス2世をはじめとする数多の著名人が味わったとされるアフタヌーン・ティー、そして一流シェフの手作りによるサンドウィッチ、スコーン、ケーキに特注ブレンドの紅茶。重厚感に溢れた調度品に囲まれ、優雅な気持ちで楽しむことが出来る。なお、こちらのティールームにはドレスコードがあるので注意しよう。

威厳ある州議事堂

そしてビクトリアにおけるもう1つのシンボルと言えるのが州議事堂。ブリティッシュ・コロンビア州の経済における中心地はバンクーバーだが、州都はビクトリアであり、州の政府関連施設などもここに集まっている。それらの施設のなかでも1893年の建築開始から5年の歳月を要して完成した州議事堂は、堂々とした佇まいが英国らしさを伝えており、夜になるとライトアップされた姿を見ることが出来る。また、目の前にある広場にはエリザベス女王、そして青銅のドーム上にはバンクーバー島が島であることを発見したジョージ・バンクーバーの像が立っている。内部見学も可能で、個人で周っても良いし、無料のガイドツアーに参加しても良いだろう。ちなみに、議員も利用する議事堂内のレストランは一般にも開放されているので、記念に食事をしてみよう。レストランに行く際は、入り口でスタッフにその旨を伝えてセキュリティからキーをもらう必要があるので、パスポートなどのIDを忘れないように持参すること。

BC州の歴史に触れる博物館

ティールームやレストランで優雅な時間を楽しんだら、ブリティッシュ・コロンビアの豊かな歴史にも触れてみよう。前述の2つの建物の間に挟まれて建つのがロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館だ。館内には州の歴史と文化がわかりやすく展示されており、臨場感あふれる展示は、年代を問わず楽しめるだろう。特に、カナダ北西沿岸先住民や同州の自然に関する展示は非常に見応えがある。そして館内のIMAXシアター、屋外にあるトーテムポールも必見だ。カナダに数多ある博物館の中でも、ロイヤルの名前を冠することを許された1つである同博物館は世界的にも有名。一度は訪れてみたい場所と言えよう。
コンパクトにまとまっていて、観光客に優しい街、ビクトリア。前述の観光スポットをはじめとして、ダウンタウンは徒歩で観光が可能だ。陽光眩しく、美しい花々に囲まれたこの街は、これからが最も輝くベストシーズンとなる。

More Info
ビクトリア市観光局(日本語)
www.tourismvictoria.com/Japanese
ザ・フェアモント・エンプレス・ホテル
www.fairmont.com/empress
州議事堂
www.leg.bc.ca
ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館
www.royalbcmuseum.bc.ca
 
 

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