緑がしっくり馴染む街
Christchurch,New Zealand
クライストチャーチ(2012年1月20日記事)

Christchurch,New Zealand

2つの島から成るニュージーランド、その南島の中央部に位置するクライストチャーチは、北島のオークランドに次ぐ人口を有する大都市だ。「ガーデンシティ」とも呼ばれるその市街地には700以上の公園があり、街中に緑が溢れる。イギリス人による入植の歴史から街には今でもその面影が多く残り、園芸に関しても、公園などではもちろんのこと、庭先でイギリス風のガーデニングを楽しむ家々が見られる。
暮らしやすい街として常に上位にランクされるクライストチャーチ。昨年2月22日に起こったカンタベリー地震で大きな被害を出したが復興は着々と進んでいる。地震から約1年、今、改めてこの街の魅力をご紹介したい。

イギリス以外で最もイギリスらしい街

街の中心にそびえるのがクライストチャーチのシンボルである大聖堂。地震により北側尖塔部分が崩壊したが死者・負傷者の報告はなし。現在、2月22日までの完成を目指して日本人建築家の坂茂(ばん・しげる)氏らによる仮設大聖堂の建設が進められている。
この大聖堂の前の広場を出発点として、レトロな概観で雰囲気を盛り上げ るのが、95年に観光用として復活したトラム(路面電車)。震災の影響などで一部の区間では運転を見合わせる状態が続いているが、石造りの建物が多いクライストチャーチに良く馴染む。 ユーモアを交えながら、街のことを実に楽しそうに案内してくれる車掌さんもとても印象的だ。

ガーデンシティは震災後も健在

南半球に位置するクライストチャーチでは9月から2月にかけてが春夏となり、街中に花が咲き誇る。市の中心西部に広がるハグレー公園は日比谷公園の15倍、東京ドーム約3個分ほどの敷地を誇る大公園。敷地内には澄んだ水を湛えるエイボン川が流れ、ここを小舟で下るパンティングが人気だ。また、この公園の約5分1を占める大規模な植物園では毎年2月中旬から3月に掛けて、フラワーフェスティバルが開催されている。今年の開催期間は2月17日から3月4日。年末にも大地震に見舞われたこの街の人々の心を力づけてくれるイベントとなりそうだ。

大空から眺める、広大な景色

緑溢れる市街地から東南に移動するとラグビーやサッカーなどスポーツの試合やコンサートが開かれるAMIスタジアムがあり、このスタジアムの前からは気球に乗ることができる。まだ夜も明けない薄暗いうちにクライストチャーチの街を出発して、約20人の船員とともに離陸の準備。バルーンが膨らみ、大空に上がった気球が風に乗ってゆっくり漂い始めた頃、東の空がだんだんと赤くなる。日の出の時間だ。サザンアルプス、太平洋、そしてパッチワークのような田畑が連なるカンタベリー平野と、目前に360度の大パノラマが広がる。美しい景色に言葉はいらないものだ。地震の大きな爪痕を残しながらもそこから立ち上がろうとする強い姿を目に焼き付けよう。





More Info

ニュージーランド政府観光局(日本語あり)
newzealand.com
Balloon Adventures Up Up and Away Ltd.( 日本語あり)
ballooning.co.nz
 
 

Christchurch,New Zealand